大阪大学 蛋白質研究所 分子発生学研究室(古川研)の口コミ

OB・OGによる研究室の評価スコア

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Average Score: 1.8

研究室の基本情報

教授 古川貴久
所属 理学研究科 生物科学専攻・生命機能・蛋白質研究所
分野 生物系
ホームページ http://www.protein.osaka-u.ac.jp/furukawa_lab/index.html
コアタイム a.m 9:30~
中退・研究室変更者 有り
雑用 ゴミ出し、チップ詰め、アガロースゲル作り、LBプレート作り、マウスケージ交換
研究室内セミナー 論文セミナー(月)、ラボミーティング(火)、研究報告会(火)、個人ミーティング(週1)
OB・OGの主な進路 花王、理研(ポスドク)

OB・OGの口コミ

修士中退 男性 理学研究科 生物科学専攻 評価1.8点/5点

訪問時の教授の対応はごくごく普通だが、配属後は態度が急変する。特に個人ミーティングでは、半ば恫喝するような態度をとり、上げ足を取っては長時間の説教と自慢話が始まる。 そもそも訪問時には個人ミーティングがあることさえ教えられなかった(HPにも記載がない)。 また、HPに脳の研究をやっているという趣旨の内容もあるが、実際ほとんど脳の研究は行っておらず、研究室内に脳科学の専門家はいない。

学年に関係なく、NOと言わない限り、一人では抱えきれないほど研究テーマが増え続ける。テーマ自体も教授の 思い付きや、その時のマイブームによるもので、データが出る見込みがないものがほとんど。 また、パワハラ常習犯で、ここ数年連続で蛋白研所長などから注意を受けている。しかし、一向に改善する気配は見られない。 今年から無くなったが、以前は平日の昼食は必ず教授と行かなければならないというルールがあり、このルールが復活する可能性は十分にある。

ジャーナルクラブは疋田研と合同で行われ、発表者がレジュメを作製・配布し、それを見ながら論文紹介する。合同で行われるので、よほど準備不足でない限り炎上することはないが、教授の存在で空気は重い。教授が不在の際は、和やかで比較的気軽に質問もできる。
ラボミーティングは研究室全体で行われ、機器の搬入日や教授の出張日などの業務連絡がメイン。毎回教授の小話があるが、大抵自慢話か偏った意見を押し付けてくるだけなので、時間の無駄。

プログレスは発表者一人がパワポで進捗を発表するが、公開処刑と言っても過言ではない雰囲気。 進捗内容の議論というより、発表者の知識を試しており、教授からの”クイズ”に解答できないと、ネチネチと怒られ続ける。
個人ミーティングは、週1回行われる教授とのマンツーマンミーティングで、毎回A4用紙に実施した実験をまとめて提出する。個人ミーティングでも”クイズ”に解答できないと30分以上拘束されてお説教タイムがはじまる。
研究の議論というより、KY教授の”パワハラまがいのお話しを聞いてあげる時間”であり、有意義なことは一切得られない。出張で個人ミーティングが無い週は、みんな大喜び。

土曜日はテクニシャンを除くほとんどの人が10時過ぎくらいに研究室に来て実験やセミナーの準備をしており、大体17時以降に帰宅し始める。博士や、実験がある人は日曜日も研究室に来ている。
祝日は土曜日扱いで、10時位に来て17時位に帰宅する。土日祝日はコアタイムに含まれてはいないが、来ないといけないという暗黙の圧力を感じる。 教授は15時くらいには帰宅するが、時折帰宅前に実験室を巡回して学生に研究の進捗を聞くことがある。

この研究室で行われる研究は、ノックアウトマウスの作成と表現型の解析がほとんどで、KOマウス作成→組織から RNA精製→マイクロアレイ→qPCR→目ぼしい遺伝子をin situという一連の流れが出来ているため、ひたすら実験するだけで、考える力は養われない。 教授からの”適切な指導”は受けられないと思った方が良い。 先輩も自分のテーマで手一杯なため、自分は基本的にほったらかし状態であった。ハラスメントを受けるリスクが非常に高く、網膜や神経系に興味がある方は、別の研究室を検討することを強くお勧めする。

就活のアドバンテージは、特にない。理学研究科としても推薦枠は無いに等しいため、基本的に自分の力で何とかするしかない。

<中退理由>
ひたすら実験させられるだけで、データも出ず、ただストレス耐性を試されるだけの環境に意味を 感じなくなったため。また、脳の研究もやっているということで来たが、実際はほとんどやっていなかったため。

<ラボイベント>
4月上旬に蛋白研前の庭でお花見会。
5月に遠足。
10月に教授の誕生日会
年末に忘年会。
3月上旬に追いコン。
幹事は学部・修士の学生が行い、秘書さんから指名される。逃げられない。

<一日の過ごし方>
9:30に来て、前日にO/Nで増幅したPCRチューブを回収して、午前中に電気泳動、バンドの切り出し、ゲルの溶解まで行う。 昼食後、1時間かけてマウスのケージ交換を行い、その後、PCR産物を精製し、ベクターとライゲーション反応させる。 反応中にセミナーに出席、または課題などをやり、20時頃までに大腸菌へのトラフォメとLBプレートへの播種を終える。実験ノートを書いて、帰宅は大体8時半~21時。

投稿日:2019年8月8日