東京工業大学 理学院化学コース 北島研の口コミ

OB・OGによる研究室の評価スコア

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Average Score: 4.0

研究室の基本情報

教授 北島 昌史準教授
所属 理学院 化学系 化学コース
分野 化学系
ホームページ http://www.chemistry.
titech.ac.jp/~kouchi/index.html
コアタイム 特になし
中退・研究室変更者の有無 有り
雑用 ゴミ出し(金・全学年・週替わり)、学会やプレゼンの準備
研究室内セミナー 論文セミナー(金)
OB・OGの主な進路 博士課程を経て大学や研究機関に進むものが2〜3割。一般企業や公務員もおり、研究テーマとは関係ない就職先も多い。

OB・OGの口コミ

修士卒 男性 理工学研究科 化学専攻 評価:4.0点/5点

毎週金曜日17時より、論文紹介がある。週替わりで1人担当学生が論文を選び、内容の紹介をする。実際の趣旨は、論文紹介より、論文の熟読を通して学生が勉強することと感じていた。 また、研究室に所属したばかりの学生を対象に、本研究室ならではの必要な知識について、教授が直々に講義をするセミナーもある。1回90分ほどで、全15回程度であった。 発表の場では、誰かの受売りで発する言葉は通用せず、自分の言葉で言い直すように指摘される。当然だが、曖昧な表現はせずに一義的な言葉遣いをすることが大切。 曖昧であれば徹底的に突っ込まれる。 普段から努力して勉強している様子がある学生については、教育的な指導程度となるが、コアタイムがないため努力を怠る学生がいるのも事実。 このような学生に対しては、セミナーなどの場で理解が足りないと分かれば厳しく接される。

ラボ行事はあまり多い方ではない。歓送会や忘年会程度。海外から1ヶ月程度学生を受け入れることがあり、その時は色んな場所へと連れて行く。 また、年に何度か筑波の高エネルギー加速器研究機構に泊まり込みで実験をすることがある。ここでは、非番の時に皆で外出することもある。

学士・修士論文執筆中など、特に忙しい時期を除き、学生はほとんど来所しない。教授陣は、土曜日も来ている。

研究に対する教授陣の厳しさにはギャップを感じた。物腰柔らかい雰囲気であったため、訪問時は優しそうという印象だったが、当然ながら研究に対し曖昧さや適当さを残したままの学生に対しては厳しく指摘する。 特に言葉遣いについて、普段使うような口語体が許されない雰囲気に所属当初は戸惑った。

就活のアドバンテージは、特にないと考えている。ただし、OB,OGはそれほど就活に苦戦している様子はない。推薦等に縛られず、自由に就活できる。
化学系の研究室だが、内容は原子物理学に近い。扱う物質は、水素や窒素、希ガスと、小さな原子分子である。有機化学物や高分子はほとんど扱わない。原子物理学が化学の根幹であり、非常に興味深いものだが、もっと化学らしいことを学びたい学生は他の研究室を勧める。

人間関係がうまく行かず、研究室に来れなくなってしまい、退学した学生がいる。その後の進路は不明。 また、当然ながら、大学院から異なるテーマを学びたいために他大学や他研究室へ移動する学生もいる。

記載の情報は2年前までのものであり、現在は教授は退官し准教授がトップとなっている。したがって、運営方法や雰囲気が異なっている可能性がある。

<一日の過ごし方>
それぞれのペースに合わせ、自由に過ごしている。朝9時ごろに来る人もいれば、昼前、また昼過ぎから来る人もいる。帰る時間も、その時の負荷とその日の予定によって様々。在場中も、常に研究と向き合っているわけではなく、適度に雑談をしたり、ネットサーフィンをしたりしやがら息抜きを挟んでいる。

投稿日:2019年9月18日

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