研究者に向いている人の特徴10選!たとえ当てはまらなくても他に道はある!
博士号取って研究者になろうと思うけど、自分に研究者の素質あるのかな?
研究者ってどんな人が向いてるんだろう?
理系だと研究・開発職に進むのが王道とされていますが、このように自分が研究者に向いているか疑問を抱えている人も多いのではないでしょうか?
特に、周りに凄い人がいると自信がなくなってきますよね(白目)
そこで今回は、元生物系大学院生の筆者が、自身の経験を踏まえて、研究者に向いている人の特徴を紹介していきたいと思います!
※この記事は3~4分で読めます
🕐2024年02月24日
目次
研究者に向いている人の特徴10選
それでは早速、研究者に向いている人の特徴を見ていきましょう!
あなたはいくつ当てはまりますか?
1.好奇心が強い
研究は未知の物事を解明していくものです。なので、
これは一体どういう仕組みなんだろう?もっと詳しく知りたい!
このように、何事にも興味を持ち、深く追及しようとする強い好奇心がないと、研究者としてやっていくのは難しいでしょう。
まぁ、それはそういうもんでしょ(真顔)
という感じの研究者って見たことないですよね(笑)
好きなことをトコトン極めていけるような、オタク気質の人は研究者に向いていると言えます。向いている人の
2.考えることが好き・得意
研究では、得られた実験データや過去の研究結果を踏まえて、論理的に真理を追及していかなければなりません。
そのため、物事を論理立てて考えることが好きな人は研究者向きであると言えます。
研究者には
お前の主張、私の研究成果で完膚なきまで論破してやろう
というタイプの人も結構いるので、普段から理屈っぽいと言われているような人は研究者の素質があるといえるでしょう。
3.どうしても解決したい課題がある
研究成果を出すのには、相当の時間と労力が必要です。なので、強いモチベーションや課題意識が無いと、研究を続けていくことは難しいです。
実際に研究者として活躍している人は、強い信念や目的を持って研究に取り組んでいる人がとても多いです。
そのため、
私はこの道を極めて、〇〇を必ず解明してみせる!
という熱いハートの持ち主は、研究の世界でも生き残っていける可能性が高いです。
4.常に勉強し続ける向上心がある
研究者として生きていくには
- ・先行研究の勉強
- ・競合の出した論文の勉強
- ・最新技術の勉強
- ・英語の勉強
というように、幅広い勉強を引退するまで続けていく必要があります。研究者は勉強を続けることが仕事の1つと言っても過言ではありません。
そのため、常に向上心を持ち、勉強を続けられるような人は研究者に向いていると言えます。
5.長時間労働も苦じゃない
研究は思った以上ににハードな仕事です。スケジュールによっては、徹夜もありえるし、土日にも研究室に来て実験することも普通になってきます。
知り合いの准教授の方は、月の労働時間が400時間(1日13時間勤務×30日)だとおっしゃっていました。
世間一般でいったらブラック企業ですが、若手の研究者にとってはそれほど珍しいことではありません。
このような長時間労働でも、研究に打ち込める強い精神力を持っているなら、研究者としてやっていけるでしょう。
6.孤独を耐えられる
研究は基本的に孤独です。研究テーマが専門的で先進的であるほど、周囲の理解は得ずらくなります。
あまりにも変わったことをしていると、同じ研究者からも
金の無駄遣いは辞めて、もっと有益なことを研究したらどうだ
と言われることもあります。
iPS細胞で有名な山中教授も、かつで同僚にこのような事を言われたらしいですが、信念を曲げず研究を続けた結果、iPS細胞を生み出し、ノーベル賞を受賞されました。
そのため、研究の芽が出るまで、孤独と戦いながら研究を続けられるような人は、研究者に向いているといえます。
7.研究に没頭できる集中力がある
研究成果を出すのは本当に時間がかかります。
1つの主張をするために、数えきれない程の失敗を繰り返し、データをまとめ、論文という形にまとめるのに数年はかかります。
なので
ハマったゲームは、全クリするまで寝ずにプレイします
くらいの集中力がある人は、研究者向きかもしれません。
8.運が良い
成果を出している研究者は
私は運が良くて、たまたま成果を出すことが出来た
と口を揃えて言います。
この言葉には謙遜も含まれていますが、実際に成果を出している人は運が良い人が多いです。
混ぜてはいけない試薬を間違って混ぜたら、新しい化合物ができてしまった
夜中にマウス部屋に行ったら、たまたま異常な行動をしているマウスを見つけ、遺伝子解析したら新規遺伝子だった
というようなケースを聞いたことはありませんか?
もちろん、絶え間ない努力があってこそですが、運が良いというのも研究者として大事な素質です。
9.負けず嫌いである
あまりイメージはないかもしれませんが、研究も競争の世界です。
競合よりも論文を出すのが遅れれば新規性を失い、今までの努力は水の泡となってしまいます。
そのため、似た研究をしている研究者の進捗状況は常にチェックし、先を越されないよう昼夜を問わず研究に打ち込み
絶対に自分がこの研究を誰よりも早く発表する!
という負けん気の強い人でないと、研究の世界で生き残っていくのは難しいかもしれません。
10.お金に興味がない
研究の世界は、労働時間や研究成果に比べて、給与はあまり高くはありません。
特に、役職の無い若手研究者の給与は、普通の会社員よりも安いこともあります。
そのため、しっかり働いてガッツリ稼ぎたい人は研究者には向いていないでしょう。
好きな研究ができるなら、生活が多少厳しくても構わないという人の方が研究者には向いています
こんな人は研究者に向いていないかも?
研究者に向いている人の特徴を紹介しましたが、逆に研究者向きではない人はどういう人でしょうか?
研究者として生きていくのは厳しいかもしれない人の例を3つご紹介します。
1.勉強と研究を同じだと思っている人
勉強と研究は全く別物です
勉強は既に分かっている事柄を学ぶので、問いには必ず正解があります。一方、研究には決まった正解は用意されていません。
未知の正解を導き出すのが研究なので、1+1=2というような明確な答えが無いと気が済まない人は研究には向いていません。
勉強が得意な人が研究者に向いているというわけではないので、その点は注意しましょう。
2.飽き性な人
これまで紹介してきたように、研究は時間と根気、集中力が重要です。
3日と同じ事を続けられたことはありません!
という飽き性な人は、確実に研究者向きではありません。
3.理系はとりあえず研究者と思っている人
理系の中でも、大学院まで進学した人に多くみられるのが
理系だし、とりあえず就活は研究・開発職でエントリーするかな
という人。
理系だからと言って、研究者としてやっていける保証は全くありません。
企業研究者であっても、毎日研究課題と向き合い、努力と絶え間ない試行錯誤が必要です。
そのため、「とりあえず研究者」と程度の軽い気持ちで研究者としては生きていくことは難しいでしょう。
理系の学生は、自分が本当に研究者に向いているか、十分に自己分析することをおすすめします。
研究者以外にも理系が活躍できる職はたくさんある!
ここまで読んで
研究職行こうかと思ってたけど、自信無くなってきたわ(白目)
と落ち込んでいる人はいませんか?
でも、大丈夫。
研究者以外にも理系が活躍できる職はたくさんあります!
技術職や生産管理職として身に付けた技術を活かすこともできますし、技術営業という職でも専門知識を活かすことはできます。
また、これまでに培ってきた論理的思考能力やPCスキルを活かし、コンサルタントとして活躍している理系出身者もいます。
かくいう筆者も、大学院で遺伝子の研究をゴリゴリやっていましたが、紆余曲折あってWebディレクターとして今働いています。
なので、研究者にこだわらず幅広い視野でキャリアを考えていくことが大切です。
幅広い視野と言われても、具体的になにをすればええねん。
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