無機化学の院試対策におすすめの教科書&問題集を難易度別に紹介!

アイキャッチ画像
大学生のシルエット

院試対策で無機化学の基礎から勉強し直したいけど、いい教科書ないかな?

大学生のシルエット

色んな無機化学の問題集があるけど、どれが一番おすすめなの?

院試対策を始めようと思って、こんな疑問を抱えている院試受験生も多いのでは?

今回は、院試対策で無機化学を勉強する学生さんに向けて、無機化学のおすすめ教科書と問題集を難易度別に分けてご紹介します!

※この記事は3分で読めます

【難易度別】院試・無機化学対策におすすめの教科書

アイキャッチ画像

教科書も自分のレベルに合ったものを選ばないと、身に付くどころか挫折しかねません。

まずは、無機化学のおすすめ教科書を難易度別に紹介します!

【初級者向け】無機化学 (化学入門コース)

大学生のシルエット

一応単位は取ってきたけど、無機化学は正直得意じゃない(白目)

という、無機化学が苦手な人、まだ理解が足りない人におすすめは「無機化学 (化学入門コース)」です。

入門コースという名の通り、無機化学の基礎が分かりやすく丁寧に解説されています。200ページとコンパクトにまとまっており、無機化学の全体像をつかむのに最適な教科書です。

図もたくさん使われているので、初学者でも抵抗感なく勉強できるかと思います。

演習書も出ているので、セットで勉強すれば無機化学の基礎はすぐに身に付き、脱初学者できるでしょう。

【中級者向け】無機化学 その現代的アプローチ

無機化学の基礎はできている人におすすめの教科書は「無機化学 その現代的アプローチ」です。

基礎的な内容を解説した後に、より詳細な内容に入っていく構成で、挿絵などもきれいで読みやすい教科書です。

導入部分が量子力学的なアプローチから入っており、やや難しめな数式が出てきますが、それ以外は数式もほとんどなく、「数式疲れ」することもありません。

次に紹介する「シュライバー アトキンス無機化学」を難しいと感じる人は、まずこの教科書を使って無機化学の詳細を勉強すると良いでしょう。

【上級者向け】シュライバー アトキンス無機化学

大学生のシルエット

基礎はもう完璧!旧帝大レベルに対応できる難しい教科書が欲しい!

という上級者におすすめは、「シュライバー アトキンス無機化学」です。

無機化学ではかなり有名な教科書で、上下合わせて1000ページあり、京大では教科書として使われています。

他の教科書と比べても内容が幅広く網羅されており、かなりマニアックな部分も解説されているので、辞書としても使える教科書です。

教科書内に演習問題もあるので、この上下2冊をやり込めば、相当の実力がつくはずです。ただし、演習問題の解答(英語)は別途購入する必要があります。

【難易度別】院試・無機化学対策におすすめの問題集

アイキャッチ画像

教科書を勉強しただけでは、知識は身に付きません。問題を解いてアウトプットすることで初めて、知識が自分のものとして定着します。

そこで、無機化学の演習におすすめの問題集を難易度別に紹介したいと思います!

MARCH・地方国立レベルの問題集

無機化学初級者の人にまずやって欲しいのが「演習で学ぶ無機化学 基礎の基礎」

180ページとコンパクトにまとまっており、出版も2019年と新しいのでレイアウトも見やすいです。

テーマごとに、概要、例題、解き方、よくある間違いがセットに解説されており、効率よく勉強することができる一冊です。

また、「演習で学ぶ無機化学 基礎の基礎」だけでは心もとないという人は、「演習無機化学 基本から大学院入試まで」をやると良いでしょう。

タイトル通り、初学者向けから院試まで対応しており、基礎を押さえつつ院試レベルまで学ぶことができるので、院試対策として使用している人も多い1冊です。

旧帝大レベル(東大・京大を除く)の問題集

旧帝大レベルなら、まず最初に「演習で学ぶ無機化学」で基礎演習しておくことをおすすめします。

初学者向けの問題集ですが、院試に出題される内容が多く掲載されています。また、143ページとコンパクトにまとまっているので、この一冊でさっと無機化学の基礎を復習できます。

基礎演習を終えたら、次は「無機化学演習ー付・大学院入試問題」でバリバリ問題を解いていきましょう。

掲載されている問題数がとても多く、過去の院試で出題された問題も収録されているので、実践演習に最適の一冊です。この1冊をやりこめば、院試に対応できる実力が十分身に付くはずです。

ただし、解説が少ないので、分からない部分は教科書を見ながら勉強していくスタイルになります。

東大・京大レベルの問題集

東大・京大の難関大学院を受験するなら「無機・分析化学演習 大学院入試問題を中心に」「無機化学演習 大学院入試問題を中心に」をやるのがおすすめです。

どちらも昔からある有名な問題集で、かなり難しい問題が掲載されています。逆にこの2冊を完璧に仕上げれば、院試で解けない問題は恐らく無いでしょう。

むしろ、院試対策としてはオーバーワーク気味かもしれません。

過去問を全て解き終わり、他にやる問題がなくなった時にこの2冊をやるといいかもしれません。

まとめ

今回は無機化学のおすすめ教科書&問題集を難易度別に紹介しました。

これから院試勉強するという人は、是非この記事を参考に自分のレベルにあった教科書&問題集を選んでみてください!

都道府県から大学・研究室を探す

北海道・東北 北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島
関東 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川
中部 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知
近畿 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山
中国・四国 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄