logo化学・薬学系対策一覧

  • 化学系に絞るボタン
  • 薬学系に絞るボタン

京都大学大学院 工学研究科 高分子化学専攻

院試科目は
①有機化学(200点)
②物理化学(200点)
③専門科目(生化学・分析化学・無機化学から2科目選択、各100点)
④英語(TOEIC100点(圧縮)+筆記100点)
でした。
①有機化学の対策 学部生の授業では、『ソロモン』を使っていましたが、英語版で勉強しにくかったため、『ボルハルトショアー現代有機化学』を使って一から勉強し直しました。一通り知識をつけたあと、過去問で演習を繰り返しました。
②物理化学の対策 学部生の授業で使っていた『アトキンス物理化学』に加えて、『マッカーリサイモン物理化学』を使い、量子力学分野(式の導出)などを補強しました。一通り知識をつけたあと、過去問で演習を繰り返しました。
③専門科目の対策 わたしは生化学と分析化学を選択しました。 生化学は、過去問を『ヴォート基礎生化学』と『理系総合のための生命科学』を見ながら解き、知識をつけました。 分析化学は、『ハリス分析化学』と学部時代の分析化学の授業の小テストと過去問を合わせて勉強しました。
④英語の対策 筆記に関しては、割く時間が無かったため、特に対策はしていません。
TOEICに関しては、『公式問題集』『文法問題でる順1000問』『金のフレーズ』を使って勉強しました。


~スケジュール~
4月:研究室配属・過去問入手、各科目一から勉強し直しはじめる
6月以降:過去問をひたすら解きまくる

掲載日:2019年9月21日

山形大学大学院 理工学研究科 理学専攻 化学分野

院試科目は、
1.自身の研究発表、質疑応答
2.TOEIC(事前提出)
の2つでした。
1.に関しては、平成29年までは山形大学大学院の一般試験は筆記と面接だったのですが、平成30年からは研究発表+質疑応答のみになりました。スライド2枚で(指定有)10分ほど発表のち、面接官(教授たち)に質問をされ、答えます。どのような質問かというと研究に関する基本的な質問、またそれに付随した基礎的な化学的知識を問われました。大学で頑張りたいことは?というような質問は推薦組はされますが、一般組はほとんど聞かれないです。なので心意気や、やる気に関するような質問には力を入れなくても良いと思います。ただ、質疑応答ではきはきと答えているか、簡潔で的を得た答えになっているか、というのはチェックされます。勉強法は、研究発表の練習を先輩に見てもらう事、質問される練習もした方が答え方が上手になると思います。また、化学的な知識についても聞かれるので過去問は6年分は解きました。
2.TOEICの事前提出 そこまで受験結果に影響はしませんが、得点を高くとっておいて損はないと思います。 低い人で400点台高い人で700点ほどでした。山大の平均としては490~520点くらいだと思います。勉強法は公式問題集を2冊、3~4周しました。510点でしたが2か月で710点まで上げることができました。


~スケジュール~
研究室選び(3~4月)
応募書類提出(6月後半)
TOEIC提出(6月後半)
TOEIC勉強(4~6月)
化学的な基礎固め(7~8月)
発表練習(8月前半)
受験(8月後半)
結果(9月前半)

掲載日:2019年9月20日

東北大学大学院 薬学研究科 遺伝子薬学専攻

私は東北薬科大学から東北大学大学院に進学した人間ですが、進学するうえで教授に言われたのが 「知力よりも体力と気力が大事」 ということ。
東北大学大学院薬学研究科の受験は、多少化学や生物学の知識についての試験もありますが、これは薬学部で学んだ、基本的化学反応や生物学についての基礎について押さえておけばOKです。 基本的には面接重視で、その人柄とやりたいこと、将来のビジョンをはっきりと言えるようにしておくこと。 また、薬学部あるいは薬科大学で特に力を入れた勉学、あるいは自分に得意分野をはっきり言えるようにすることが大事です。 私はNHKスペシャルの影響もあって、遺伝子とその変異や多型によってどのように人体が変化するのかについて興味を持ち、生化学に力を入れたと話したのですが、それが面接相手に好感を持たれたようでした。 また、基本的には背筋を伸ばし、明るく元気な人間を演じることが重要です。


~スケジュール~
2008年8月12日(土):受験
2008年9月6日(土):合格者発表

掲載日:2019年9月18日

大阪大学大学院 薬学研究科 創成薬学専攻

大学院入試の科目構成は、基礎問題として、物理化学、生物化学、有機化学から大門が一つずつ計三題出題されます。まず、物理化学に関しては、アトキンス物理化学をベースに、反応速度論や分子軌道論を中心に勉強しておく必要があります。次に生物化学はエッセンシャル細胞生物学を全章に目を通し、理解する必要があります。逆に、エッセンシャルを理解しておけば、他の生物学の教科書にまで手を伸ばす必要はありません。次に、有機化学ですが、私はパイン有機化学を中心に勉強しましたが、分かりやすさでいえば、ウォーレンを使用する方がよいでしょう。基礎問題は8から9割の正答を目指しましょう。次に選択問題は、有機化学、生物学、毒性学、病原微生物学、薬理学、薬物動態学、免疫学、臨床薬学などの分野から出題され、3題を解く必要があります。基本的に学部時代の研究室の研究テーマに近い分野を選ぶのが定石です。免疫学、病原微生物学、毒性学は厚さ2センチほどの教科書であれば、出題範囲を網羅しています。薬理学については、薬理学の教科書の内容と疾患の発症機序を含めて記述できる域にまで高めましょう。薬物動態学は、ワンコンパートメントモデル、反復投与は計算できる程度に理解する必要があります。


~スケジュール~
一年前から、気になる研究室のリスト化と順次研究室訪問。
6月ごろから、基礎固めの勉強をスタート。
7月半ばで生物学、有機化学は教科書の二周目を実施。このころから、選択問題を視野に入れた勉強をスタート。
当日は、午前中筆記試験、午後に面接

掲載日:2019年9月18日