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東北大学大学院 薬学研究科 遺伝子薬学専攻

私は東北薬科大学から東北大学大学院に進学した人間ですが、進学するうえで教授に言われたのが 「知力よりも体力と気力が大事」 ということ。
東北大学大学院薬学研究科の受験は、多少化学や生物学の知識についての試験もありますが、これは薬学部で学んだ、基本的化学反応や生物学についての基礎について押さえておけばOKです。 基本的には面接重視で、その人柄とやりたいこと、将来のビジョンをはっきりと言えるようにしておくこと。 また、薬学部あるいは薬科大学で特に力を入れた勉学、あるいは自分に得意分野をはっきり言えるようにすることが大事です。 私はNHKスペシャルの影響もあって、遺伝子とその変異や多型によってどのように人体が変化するのかについて興味を持ち、生化学に力を入れたと話したのですが、それが面接相手に好感を持たれたようでした。 また、基本的には背筋を伸ばし、明るく元気な人間を演じることが重要です。


~スケジュール~
2008年8月12日(土):受験
2008年9月6日(土):合格者発表

掲載日:2019年9月18日

大阪大学大学院 薬学研究科 創成薬学専攻

大学院入試の科目構成は、基礎問題として、物理化学、生物化学、有機化学から大門が一つずつ計三題出題されます。まず、物理化学に関しては、アトキンス物理化学をベースに、反応速度論や分子軌道論を中心に勉強しておく必要があります。次に生物化学はエッセンシャル細胞生物学を全章に目を通し、理解する必要があります。逆に、エッセンシャルを理解しておけば、他の生物学の教科書にまで手を伸ばす必要はありません。次に、有機化学ですが、私はパイン有機化学を中心に勉強しましたが、分かりやすさでいえば、ウォーレンを使用する方がよいでしょう。基礎問題は8から9割の正答を目指しましょう。次に選択問題は、有機化学、生物学、毒性学、病原微生物学、薬理学、薬物動態学、免疫学、臨床薬学などの分野から出題され、3題を解く必要があります。基本的に学部時代の研究室の研究テーマに近い分野を選ぶのが定石です。免疫学、病原微生物学、毒性学は厚さ2センチほどの教科書であれば、出題範囲を網羅しています。薬理学については、薬理学の教科書の内容と疾患の発症機序を含めて記述できる域にまで高めましょう。薬物動態学は、ワンコンパートメントモデル、反復投与は計算できる程度に理解する必要があります。


~スケジュール~
一年前から、気になる研究室のリスト化と順次研究室訪問。
6月ごろから、基礎固めの勉強をスタート。
7月半ばで生物学、有機化学は教科書の二周目を実施。このころから、選択問題を視野に入れた勉強をスタート。
当日は、午前中筆記試験、午後に面接

掲載日:2019年9月18日