物理・機械系対策一覧
京都工芸繊維大学院 工芸科学研究科 設計工学域 電子システム工学専攻
この大学は他校と比べ特殊です。その理由は最初の院試が3回生の3月に行われているためです。この3月の院試は3×3と呼ばれ工繊の学生を推薦という形で大学院に行かせるといった試験です。これは私の電子システム工学では75%の学生が合格します。ただし、合格には基準点がありそれを上回る必要があります。 科目は数学と専門科目(電気回路、電磁気、材料、アナログ、ディジタル、電磁波)で350点、英語100点(これはTOEICを100点満点で換算します)です。 これらの勉強方法として一番有効なのは過去問を手に入れることです。それがかなわない場合は参考書での学習になります。数学では行列、微分方程式、重積分が出題されます。また、専門ではRCL回路を用いた電気回路、電磁気ではマクスウェルの四つの方程式の導出ができることや分極についての知識が問われます。これらの専門科目で変わった問題は出ません。 またそれ以降の院試は4回の8月・12月にあり、問題の傾向が少し変わります。(例えば電磁気ではこの用語について説明しなさい。などの問題がでます)過去問は2年ほど公開されているので確認しておくのがよいです。4回生の8月、12月では外部の学生も受験できます。
~院試スケジュール~
1月:勉強をしつつアルバイト
2月:バイトを休み勉強、過去問を解く
3月:バイトを休み勉強、テスト
おおよそこのスケジュールで勉強しました。
1日の量を明確に決め、自分のできる量を把握することが重要です。
掲載日:2019年9月23日
首都大学東京 理工学系/理工学研究科 物理学専攻
【院試科目】
・物理学
・英語(外部試験 TOEIC、TOEFL-iBT、IELTS(アイエルツ))
・面接
【その対策】
院試の問題は基本内容が出ます。問題レベルは学部で使っている教科書レベルで、ひねくれた問題がでるわけではありません。勉強をしていれば、学部の時のテストで点数が取れていれば基本的には解ける問題です。だから、勉強法として学部の時の教科書を見直し、代表的な問題を解くことです。点数の目安は8割を目指しつつ、6割以上取れていればギリギリラインではないでしょうか。準備は2ヶ月前位から行えば十分だと言えます。英語の方は試験が外部試験のスコアを利用するだけで、それほど比重を置いている感じではありません。院の教科書は英語の書籍になりますし、論文も英文ですので、科学英語が普通にできる程度の学力があれば十分です。口頭試問では、院試の時に解けなかった問題について再質問される傾向があります。解けなかった問題については、復習しておきましょう。院試の傾向と対策について特に役に立つのは、研究室訪問の際の諸先輩の意見になります。ここで、院試についての傾向と対策を拝聴することができます。
~院試スケジュール~
秋入学が年1回、春入学が夏季、冬季の年2回という感じです。
掲載日:2019年9月23日
徳島大学大学院 先端技術科学教育部 知的力学システム工学専攻 機械創造システム工学コース
科目は非常に多いです。数学・英語・材料力学・流体力学・工業熱力学・機械力学・生産加工・自動制御理論があります。
英語に関してはTOEIC公開テストのスコアを提出するだけですので、ある程度の点数をもっておけば問題ありません。
その他の筆記試験の科目に関してはひたすら勉強するしかありませんでした。内部進学でしたので院試の問題を作成している先生の授業を受けていたりしたので講義のノートをベースに復習して問題演習をするといった対策をしました。
ネットに過去の問題がいくつか上がっているのですが、基本的には授業の中間テストや期末テストの問題とほぼ同じような傾向の問題が多いように感じます。そういった意味でも内部進学者はやはり情報を入手しやすいので有利だと思います。
~院試スケジュール~
4月~6月:院試勉強
7月:願書提出
8月:試験
9月:合格発表
掲載日:2019年9月20日
奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 物質創成科学専攻
院試科目
・所属研究室で自信が行っている研究テーマについてのプレゼンテーション(15分)
・英語論文のスピーチと質問
<対策と内容>
私は,一度大学を卒業してから,院試を受験したので,卒業研究のプレゼンをそのまま発表しました。
発表時間は10分,質疑応答5分と一般的な卒業研究発表と同じ時間配分と思われます。
奈良先端のような筆記試験がない大学は,基本どのような事を今までやってきて,研究への取り組み方や興味,今後どうしていきたいか等の意気込みが大事と思ったので,
英語の勉強はあまりせず,プレゼンテーションに対して,時間を費やしました。
実際,入試でも今までやってきた事や,やり残したこと,そして奈良先端ではこのようなことをやりたいとプレゼンし,
面接官から研究内容に関する質問が多々あり,質問に対して詰まることなく受け答え出来たので,いけた!という自信はありました。
英語に関しても,英論文を抜粋した面接と予想していたら,まさしくその通りでした。
対策も,今まで大学で読んでいた英論文を1日1部読んでトレーニングした程度です。
~面接内容~
・面接室入室
・自己紹介(名前、学校名)
・面接官から,自己アピールしてくださいと言われるので,10分間の大学時代の研究プレゼンと,奈良先端でやりたいことを説明
・5分間の質疑応答
・15行程度の英語の紙を渡されて、まずはスピーチ。
・続いて、下線部を訳せ(わからない単語は質問OK。但し0.5点減点)
終わり
掲載日:2019年9月20日